我が家でボロボロになるほど読み倒している「本気のおすすめ絵本」をお知らせするシリーズ。
パパ
ちょっと時代遅れのスチーム・ショベルの活躍に感動!
「マイク・マリガンとスチーム・ショベル」
バージニア・リー・バートン ぶん・え
いしい ももこ やく
この本は40年近く前に、絵本の定期購読で購入したもの。元々は1939年が初版なんです。
確かにちょっと古い味のある絵ですが、そこまで昔には見えません。良き絵本は時代を超えるんです。
主人公は、ディーゼル機関の乗り物が出てきた時代に、ちょっと時代遅れとなってしまった石炭で動くスチーム・ショベル。乗り物だけどかわいらしい。
アメリカの田舎の雰囲気が、素朴な色合いから感じられます。海や山、街、暮らす人々たちが、カラフルな色合いで描かれます。
↑ 忠実に翻訳したのでしょうか。正直、今の絵本では見られないほど文字が多いのが特徴です。
ちょっと古くて活躍する機会が減っているけど、スチーム・ショベルと運転手は腐りません。真っ向から挑戦するし、周りの人たちへの感謝を忘れません。
それにしても、顔がないはずのスチーム・ショベルが、どうしてこんなに愛らしく見えるのでしょうか。目が大きくもないし、動きを強調しているわけでもないのですが、一人一人のキャラクターが立っています。
時代は違えど、新しいものに頑張る実直な古き存在には共感を覚えます。ラストは、そう来たか・・・と納得する終わり方。子どもたちにも、この生き方から何かを感じてほしいですね。
MEMO
ちなみに作者のバージニア・リー・バートン(1909~1968)は「いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう」、「はらきもののじょせつしゃけいてぃー」「ちいさいおうち」などを書いています。戦前のアメリカの子どもたちも、乗り物が大好きだったんですね。絵本買うなら試し読みもできる絵本ナビが本当におすすめ!
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