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「かぼちゃひこうせん」はなぜ飛ぶの?軽妙な翻訳、ラストも独特!

我が家でボロボロになるほど読み倒している「本気のおすすめ絵本」をお知らせするシリーズ。

パパ

なぜかぼちゃ?なぜ飛ぶの?乗っているのは熊?いろいろ疑問はありますが、そうなる過程を楽しみながら読み聞かせたい

「かぼちゃひこうせん ぷっくらこ」

ぶん レンナート・レルシング え スペン・オットー

やく 奥田継夫 木村由利子

表紙の絵から、何が起きているのかわかりません。

なんでかぼちゃ?飛んでいるの?クマが乗っているよ。

現代ではめっきり聞く機会が減った「ひこうせん」。「ぷっくらこ」という音の響きと相まって、不思議な世界を感じます。

「こんなものがはいっていたぞ。おおくまくん」

「みせてみろ。たねじゃないか?こぐまくん」

そんな2頭の熊の会話から、絵本は始まります。のんびりした口調。

「あめも また たのし、かささせば・・・」といった、ちょっと古風で軽妙な語り口。このリズムに、読み聞かせを聞く子どもたちはのめりこんでいきます。

そして熊たちがひこうせんにのる「そらくま」になっていく過程が明らかになっていくのですが・・・細かい過程は省きますが、あっちに行ったり、こっちに行ったり、あちらこちらを漂って、思った以上の大冒険をしていきます。

読み終わった後は「生きることは・・・たのし」と思うはず。子どもも楽しめるのに、どこか奥深い世界を持つ絵本です。

MEMO
作者は北欧の詩人と挿絵作家。

どこか哲学チックな世界観は、北欧の詩人が紡いだと言われれば納得します。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

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