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「9月入学先頭世代」の親です。「なし」じゃないけど「見送り」にほっとしている理由

パパ

来年度導入って、うちの子めっちゃ関係あるじゃん!

と気づいて以来、このニュースに釘付けでした。思うところを書いてしまいました。

9月入学2021年導入は見送りへ

新型コロナウイルス対策のなかで浮上した「9月入学案」。2020年5月27日、とりあえずは、来年度の導入が見送りが濃厚となりました。いろんな意見があるかと思いますが、小学生と、9月入学先頭世代の親としては、とりあえずほっとしてます。

ほっとしているワケ

①初めての9月入学となる学年だけが激増しちゃう案(4月~翌年8月生まれまでが一斉に入学。教室パンパン。受験も大変に)

②5年かけて13ヶ月分の児童を順番に入学させていく案(どこまでが同じ学年の子?同級生は誰?)

にしても、複雑すぎます。

そもそもちょっと前まで入試制度の英語の民間試験導入とかで混乱していたのに、さらに戦後最大の課題に取り組んで、混乱しないとは思えない・・・という素人ながらの不安があったんです。

9月入学制度に完全反対ではないです

とはいえ、9月入学にもそれなりのメリットがあることはわかります。

コロナで不安な中、無理やり授業を再開しなくとも良いというのは親としては安心です。

外国に合わせたいというのもわかります。

夏休みが学年の境目となることで、取り組めることも多くなりそうです。

4月入学にしても9月入学にしても、それぞれメリット・デメリットがあります。そこについてはこれから検討していく必要はありますが、9月入学もなしではないと思っています。

でもね、今じゃなくても…

ただコロナで混乱してるときの今じゃなくてもいいのではと思ってしまうだけなんですね。火事で2階建ての家が燃えているときに、消火のめどがたっていないのに3階を増設しようとしてるようなものです。まず火を消そうよ。

急いで9月入学にしても、直近の受験について、地域格差や、学校ごとの設備の差というのは、完全には解消されません。そこの格差をなくす手立て、全児童へのオンライン授業だったり、こどものケアだったり、受験制度の変更だったり、そういった仕組みづくりから進めてほしいなと思います。

9月入学でなくても解決できる課題もあるのでは

9月入学の長期的なメリット、国際標準に合わせて留学しやすくなったり、就職時期も海外と合うため人材の国際交流が進むといったメリットが言われてますが、それって4月入学のままでもできるのではと思ってしまうことも理由のひとつです。

企業は通年採用を進めていくべきだし、中途入社、転職をもっとしやすくする必要があります。海外人材の受け入れについても、企業側が何月からでも入れる態勢を整えれば、わざわざ全体を9月区切りにする必要もない気がします。

そもそも留学すると1学年落ちてしまうという一般的な日本の義務教育制度も画一的すぎます。卒業時期も人によって9月卒業を認めてもいいかもしれないし、1年区切りじゃない学業延長を検討してもいいかもしれません。

そもそも日本のシステムって、どうも「全員一緒」が基本になってる気がするんですよね。それをしている限り、4月か9月かの2者択一になって、どちらになっても誰かが取り残されたり不満に思ってしまう気がします。

入り口を激変させる前に、出口付近(大学とか就職とか)で、もっと容易に変えられることがあるのでは・・・と思いましたが、いかがでしょうか。

 

意見めいたものは書かないブログですが、つい言いたくなってしまいました。乱文失礼いたしました。

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