2019年3月に公開している「ドラえもん のび太の月面探査記」を、子どもと見てきました。
幼稚園児たちは大喜び。一方のパパはというと、新世代ドラえもんにちょっと複雑・・・
そんな親子2代のドラえもん論です。
3月1日公開「のび太の月面探査記」
「月のウサギに逢いに行こう」とういキャッチコピーがかわいらしい。幼稚園児たちはドラえもんも、かわいいウサギも大好き。始まる前から大喜びでした。
入り口では1人1個、こんなオマケがもらえます。
裏にはタイヤがついていて、チョロQのように走らせて遊べます。
さらにポップコーンBOXまで販売。ディズニーランドやUSJのようです。
我が家は、普通のポップコーンでも喜ぶので、BOXは買いませんでしたが、欲しくなっちゃいますよね。昔はこういうのあったかな・・・。
ストーリーは?子どもも楽しめた?
月にウサギはいるか否か?そんな子どもたち(だいぶ小さい子たちですが)の疑問をきっかけにしたお話。秘密道具で、実際に「月のウサギ」たちが登場!そこにそんな「月のウサギ」を捕まえようという「悪役の異星人」も登場して・・・
子どもたちは、とにかくかわいいウサギがたくさん登場するのに大喜び。のび太たちがピンチになると頑張れ!と言わんばかりに画面を、ぎゅっと見つめるし、やっつけるシーンでは「やった!やった!」の大合唱。
まさに最後まで、十二分に楽しめる映画でした。
が、パパは複雑(ちょっとネタバレ)
ですが、、、ちょっとパパは複雑な気持ちがありました。
40代のパパは、大長編ドラえもんをリアルタイムで、ほぼすべて楽しんできた世代。今回のお話は少し「リトルスターウォーズ」に似ているなとか、あっ、あの有名アニメを意識したシーンかな・・・とかが気になってしまいました。これって、やっぱりいろんな映画の知識を知ってしまったから感動が薄れたということなのでしょうか?
そして一番、気になったのは、のび太たちの「戦い」の描き方。戦いシーンって、昔のドラえもんって、けっこうあっさりしていたと思うんですよね。最初苦戦しても、ちょっとした工夫で、一気に優勢になる。のび太たちはあくまで等身大の小学生。小学生だけど、他の惑星(重力が小さかったり、住民が小さかったり)では強くなれる。戦闘シーンは短く描かれていたような気がします。
でも今回の映画では、ちょっと戦闘シーンが長かったように感じました。流行りの戦闘アニメ(プ〇キュアとか)の影響でしょうか・・・見ていた子どもたちが「やっつけろ!」と叫びながら(喜びながらの声ですが)見ていたのが、うーーーん、ちょっと昔のドラえもんの楽しみ方と違うなあと。
脚本家も悩んで書いたようです
今回のドラえもんの脚本は小説家の辻村深月さん。ドラえもんのファンだったこともあり、自分が書いてよいのかというプレッシャーもあったということを明かしていました。これまでに数々の舞台で活躍してきたドラえもん。もう新たな世界が残っている感じもしませんし、本当に苦労なさったのではと思います。
全体的には、ドラえもんのこれまでのお話の雰囲気を残していたので満足です。来年以降も続いてほしいなと、子どもの頃からのファンとして思います。
ちなみにパンフレットには、組み立て式のパズルもついていました。子どもたちにとっては、このころの映画の記憶が、大人になっても懐かしい思い出として残るのでしょうか。残ってほしいですね、パパとしては。
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