子育て本はあまり読みませんが、たまたま本屋に置いてあって、タイトルで買いました。一流の子どもを育てたい!と意識しているワケではありませんが・・・やはりひかれるものがあります。
子育てに共通の正解はないと思っていますが、しっくりする本だったので、内容をざっくりご紹介させて頂きます。
パパ
どんな本?
この本は、ざっくり言うと、
①200人のエリート学生が、どんな教育方針で育てられたかのアンケート→「子どもの視点」
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②4人の子どもを育て上げた母親の目線から、その教育方針でどう育てるか実践的に考える→「親の視点」
の2本立てとなっています。
「成功例による理想の教育方針」と、「その実現方法を経験談から学ぶ」といった内容です。
エリート学生の「親」の教育方針は?
①「主体性」を最大限に伸ばす
②「視野」を広げ、天職に導く
③やりぬく力「グリット」を育む
④一流の「コミュニケーション能力」を磨く
⑤これで自分から「勉強」するようになる
⑥「勉強以外の勉強」をさせる
⑦「無償の愛情」を感じさせる
の7大方針に基づく「55の方法」が紹介されています。
55って多い!と思わず思ってしまいますが、全部覚えられるわけもないので、その中で、自分が印象に残ったものから試していけば良いのかなとも思います。この手の本は、「一気に読んで役に立つ」というよりも、「部分部分を必要な時に読んで、その時々に役に立つ」方がしっくりきます。
理想だけが掲げてあっても、なかなか納得いきませんが、細かい「こうしていた」という実例の中に、「できるかも」というものがあれば良いのかなと。その点、この本は自分の読み方に合っていたのかもしれません。
一番“納得”したこと
・・・いろいろ書かれていましたが、自分なりにかみ砕いて理解するに
「やりたいことを自分で選ばせる→目標を立てて頑張る手助けを全力でする」
ということでしょうか。
自主性を与え、全力でサポートするとも言えます。
自主性を与えることは、時に忍耐強さを試されます。意見が自分と違うかもしれません。というか違うことの方が多いでしょう。そんな時でもこの方針は意識したいなと思います。(まだ我が子は小さいので、試されるのはもう少し先かもしれませんが)
勉強のやる気を出させたり、忍耐強くさせたり、習慣づけをする工夫についても書かれていますが、「勉強至上主義」ではない「人間性を育てる」という観点のアドバイスも散らばっています。
「社交の場に参加させる」「外国語教育は幼少期から慣れさせる」とかの具体的な方法のほか、「どんな大変なときも能天気な雰囲気にあふれていた」「父母間のけなし合いは絶対ダメ」みたいな、気持ちの面の具体例も記されています。
そして感じたのは
子どもは「親のふるまい」を見て育つ
という当然と言えば、当然のこと。
子育てっていうのは、自分の価値観、普段の様子など、すべてが影響を与えるんですよね。自らの生活も律しながら、育パパを目指していきたいですね。
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